ラブでも馬糞でも

NetflixのCM「素晴らしきかな、恋多き人生 feat. YOU」

 

 

 

バレンタイン向けってことで2月の終わりくらいまで
この広告シリーズ一色という車両に何回か乗った。

この動画に出ている解説と映画写真の組み合わせが、
車内のポスターと若干違っていて、
車内のは「華麗なるギャッツビー」のデカプリオの満面の笑み、
というかドヤ顔
(この顔超得意でしょ???って聞きたくなるドヤさ)に
「タイミングの悪い男」って書かれていて、
この悪口っぽさと、彼の醸し出せるイケメンの滑稽さ加減は
私の大好物。釘付けになっちゃった。
この組み合わせをしてくれた人のセンス大好き。

 映画や物語になってる恋愛の登場人物、
現実にいたらだいたい結構やばい人が鉄板。
現実に身近な人がその物語に出ているような人を彼だよって連れてきたら、
面白いけど、たぶん半分は内心心配。

まあ、それが物語。
そう創作の面白さ。

全くのプライベートな物語として作る
絵本の準備をしていて思うのは、
痛い経験ほど力になるということ。
痛いところから、今生きてるわけだから、
もしも痛みが癒えきってなくても、
問題が解決していなかったとしても
生き永らえさせる何かがあるはず。
それが言葉になっても、色になっても、
ただのシンボルだっていい。
その人にしか作り出せない人生の彩の絵本があるのだ。

道に落ちているのはあれは?馬糞?
半分そうわかっていても
手にしてしまう経験があるんだよな~
想像した以上に馬糞は馬糞だった、ガックシ。。。なんて。

そんな自分にもYOUさんがおばあさんになったら言いそうな
リアルな雰囲気が加速させてCMのメッセージが響いてしまう。

「遠回りもしたけど、やっと自分って女がわかってきた・・・
無駄なラブストーリーなんてひとつもない。
あの時の恋があったから、今のあなたがいる。」

ラブに限らず、あらゆる経験に対する全肯定
創作って生きる力になる。

 

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