月別アーカイブ: 2018年2月

再び祈り –テノリイノリの世界

主よ、私をあなたの平和の道具にしてください
憎しみある所に、愛を置かせてください
侮辱ある所に、赦しを置かせてください
分裂ある所に、和合を置かせてください
(聖フランチェスコの祈りより)

展示の片隅に展示したり、直接お問い合わせいただいて お譲りしておりました「テノリイノリ」のシリーズ作品。
「テノリ・イノリ」って何ですか?と聞かれることも多いのですが 短く言えば手のひらサイズのお祈りの形。

「テノリ・イノリ」は2017年初頭に自分に起きた出来事に自分なりに対応する方法の中に見つけた作品。宗教などに関係なく祈りを絵や形にしていく試みでした。オイルパステル画「そこらへんの神さま絵」のシリーズ同様に自己治癒的な側面や自分の悲しみにまつわる者のためという個人的な祈りでした。
しかし祈りにまつわる作品を展示に混ぜていくたびに思いがけなく全く初対面の方でも同じような心境、または共通点を持つ方に癒しが起きるのを目にしたり反響を聞いたりして、ちゃんと伝わったりお役に立つんだなということを1年間の展示やその他の交流を通じて知る機会に恵まれました。

様々な事情で生まれたものなので一言で説明しづらいなと思って とにかくテノリ・イノリの世界を一つの展示で表してみようと思いたった直後、近年気になる映画監督のうちの一人のクリント・イーストウッドの新作「15時17分、パリ行き」の町山智浩さんによるインタビュー記事から冒頭の祈りの言葉に偶然出会ってしまって。聖フランチェスコの祈りの言葉を 目で追うだけでも妙に力が湧いてきて仕方なくて。
じゃあやるなら私を超える存在からの世界にお力を借りて祈りを色や形にお届けしようじゃないかと。そして見に来て下さる方の内側にも確実にあるけど、いつもはぼんやりした愛とか平和、光などのフィーリングをわずかでもバリバリに感じたり思い出す機会に。そういうフィーリングのアンテナが1本しかたってなければ、4本は立ててにキャッチできるような時間に。それが今回の「テノリ・イノリ絵巻」展です。(名前がやっと決まった)
そういうわけでブログで少しずつですが、テノリ・イノリと祈りにまつわる製作のお話を展示に向けて綴っていきます。

3月19日-31日 「テノリ・イノリ絵巻」展
marumocci art shop

我、不完全ヲ愛ス

オリンピックで羽生選手のことを
中国の解説者の方が成句って言うのか
詩に乗せて解説したって記事にときめきまくった。
こんな記事とか
こんな記事。
『その顔は玉石のごとく、その姿は松のごとく、飛ぶ姿はオオハクチョウのようで、まるで竜が遊んでいるよう』
『運命は勇者にささやいた、嵐には逆らえないと。勇者はささやき返した、わたしが嵐だと』(記事より)

自分のモードによると思うのだけど
百人一首の解説を読むのが好きで
たまに新鮮な気持ちで読むと
ホホーーっとうれしくなる時もあるのだけど
にっちもさっちもいかないことがあったりして
ウェットな気分だとジットリ。。。。想いは重い。
そんなある日李白の「月下独酌」という
月の下で一人酒を飲む楽しさの詩が
テレビから読まれると妙にうれしくなった。
漢字で見えてくる景色に気分よくいざなわれる。
何かと中国や大陸の文化にバーンを風をもらっておりますが
今展示の準備真っ盛りで
体がゴワゴワなので一回リセットしたくなって
久しぶりに台湾からのお稽古ごとに出かけた。
(大きく書けませんが、なんとか拳の話です)

なるべく家でも一人で練習して
ちゃんと先生のところにいったらどんなに違うか知りたかったのだけど
時間を空けすぎて浦島太郎みたい。
特に人と組む組手になるとひどい。
頭でわかってるけど全く動けない。
こっち向いたらこう、って何度やっても出来ない。
ここまで出来ないって現実に直面するのって
日常あるだろうか?というくらいの間抜けっぷりに
頭がほぼほぼパニック起きているときに
いつも決してああしろこうしろ言うことのない
ものすごいジェントルな先輩に
それはもう心配の体で、
「体そっち向くとき、顔もそっちにを向いたら
攻撃来た時あぶないですよ(ニッコリ)」
そう、わたしもそうしたい(と言いたいがパンクしていて声でない)
でも「できない」(←ここだけ音声)
「か、体がこっち向けようとしたら」(顔が付いてきてしまう・・・まで言えないけど動きがそう)
結果、あまりのもどかしさに笑い死にするかと思いました。

惨憺たる時間でしたが
いつも見ていて上手な人たちは
皆同じじゃないエネルギーを発していて
同じことをしているのだけど
同じじゃない仕上がりに見える。
その時その時のベストがあって
たぶん段とか、何か新しいものを
教えてもらえる段階があると思うんだけど
ここまでいかないと今がダメとか
ここまで行けばオッケーとか
そういうことだけでやっていない感じがする。

こういうのが道の探求なのかもしれない。
そう思うと完成するってなんなんだろう
不完全ってなんなんだろうと。

人間関係でいえば 友だちの完成形ってものもない。
自分の場合、今日から友だちって契約もない。
何年も交流があって今こんな感じですねって
お互いが何か目指してきたわけでもないけど
流れ流れて付き合い方が変化してきた気がする。

恋愛もここまでくれば完成でもなくてすべて通過点だし
もしかしたら節目に振り返って
どうだったこうだったといえるのかもしれないけど
実は一人一人の中で何か理想はあるけど
すり合わせて他人とこうなっていきましょうってどこまで出来るもんだろうか。

制作に話は飛ぶけど祈りをテーマにテノリイノリの世界を展示にしていくつもりで
私にとっての祈りだって、去年のものとも違う。
あの時点の完成だと思っていたものは
通過点で、やっぱり今年は今年の完成と思しき
次の年に振り返れば不完全な点をお見せすることになると思う。

それでも今年の私が祈りに思うところ
今日の私の精一杯の道場での練習
今楽しいと思う人間関係
ただそれを死ぬまで繰り返しやっていくのだろう。
同じようで、実は全く同じでない毎回を。
不完全なことにいちいちガッカリするでもなく
ただもうそれが生きていることなのだってことで
不完全を愛するしかないっしょ。
それを幸せに感じようが感じまいが、どさくさに。

いつどこから工事が始まってどこが完成なのか分からない
完成したころにはまた新しい何かが始まってるんじゃ?と
渋谷の変わり続ける景色もそう教えてくれているような気がするよ。

3月19日~31日「テノリイノリさんはどこからきたの?(仮)」展 開催
marumocci art shop

3月19~31日 「テノリ・イノリ絵巻」展

祈りの作品シリーズから生まれた
手のひらサイズの祈りテノリイノリさんの世界
「テノリ・イノリ絵巻」展を開催します。

弔いのために描き始めた祈りの絵からヒョッコリ生まれた手のひらサイズのオブジェのテノリイノリはどんな時もそばにいて、ともに祈り、生きとし生けるものの中にあるけど忘れがちでぼんやりした愛や祝福に光をあてます。新作テノリイノリ絵巻を辿りながらそんな感覚をお楽しみいただければ幸いです。

展示しているすべてのテノリイノリはご購入いただけます。
ブログ連載中のそこらへんの神さま絵の一部展示販売もございます。
ぜひご予定ください。

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「テノリイノリ絵巻」展 
The tale of “Tenori Inori emaki” picture scroll

【在店予定日(3/28更新)】
3月19日(月)12:00~
3月20日(火)14:00~
3月21日(水)13:00~18:00 ←臨時営業追加
3月23日(金)18:30~
3月24日(土)13:00~

3月27日(火)18:30~21:00
3月28日(水)18:30~21:00
3月29日(木)18:30~21:00
3月30日(金)18:30~21:00 ←3/28追加
3月31日(土)13:30~

※ 現在そのほかの日程についてはお問合せください。コチラ
facebookでは最新のお知らせがご覧いただけます。
facebook イベントページ
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会 期:2018年3月19日(月) – 3月31日(土)
定休日:日曜、祝日(3/21は臨時営業)
場 所:代々木cafe nook(カフェ・ヌック)
東京都渋谷区代々木1-37-3 岩崎ビルB1
TEL: 03-3373-7009
https://www.facebook.com/yoyogi.cafenook
アクセス: 代々木カフェnook への道のりー大江戸線代々木駅から
最寄駅 JR線・大江戸線 代々木駅徒歩3分
※カフェですので、お一人様1オーダーお願いしております

オーダー製作「ジャンルイジ・ブッフォン/ Gianluigi Buffon」


[Gianluigi Buffon]
size:18x24cm  oilpastel on cardboard

お問い合わせいただきまして、通常はペットの 絵を専門に描かせていただいておりますメニュー「ウチノコ・アート~ あなたのお家のペット絵~」のアレンジで お客様の特別な存在を制作しました。

今回はイタリア ユヴェントス( Juventus FC )のサッカー選手 「ジャンルイジ・ブッフォン/ Gianluigi Buffon」通称ジジです。
オーダーくださった方の大切な方が特にジジのファンで、彼へのお誕生日のプレゼントとジジの引退の年に特別応援のエネルギーを送りたいとのことで ご注文いただきました。

両サイドはユヴェントスの本拠地トリノの紋章とユニフォームにも使われている雄牛たち。
チームとチームを愛する人々に、
トリノに貢献してきたジジの
引退までのプレーと
引退後の時間にも変わらず御守りがありますように。

今回はギフトを受け取られる方のイメージを合わせての額装させていただきました。

marumocci オーダー作品
★ 「ウチノコ・アート~ あなたのお家のペット絵~」オーダー製作 オイルパステル画 18x24
額装オイルパステル画 18x24xm

「おに」

今日のそこらへんの神さま絵は 「おに」です。

目に見えないとされてる世界とか、どこまで?何を?有りにしてるんでしょうか。

わたしには鬼って有りって心に刻まれる気がするわと 浮かれて雲の上をのぞき見ました。

トイレにゃ神さまがいるから 綺麗にするとなんとやら。そんな見返りギラつかせたご利益パターンを脳みそというか人生のモットーに刻みこんでいくのは どうなんでしょう

月蝕を 理屈で説明聞い理解できた上で見る幸せ、理屈がわからない時代の不安と神秘。前の自分には戻れない。

SNSで友人に会わなくても何してるか分かる楽しさ、全くわからないから 想像する楽しさ。

知りすぎた興ざめ、胸焼け、萎えをどれだけ自分で調節するか、現代結構ここの創造力が求められているように思うのです。

[Japanese goblins ]
Oil pastel on cardboard /size: 24 x 18 cm

そこらへんの神さま絵とは?
アドベント絵・そこらへんの神さま絵の販売について
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