テノリイノリ絵巻展 終了、ありがとうございました

3月19日よりスタートしましたmarumocci「テノリイノリ絵巻」展
無事終了いたしました。
期間中のご来場ありがとうございました。

2017年にスタートしました祈りの作品シリーズから
誕生したオリジナルの祈りのオブジェ「テノリイノリ」たちは
今回 多くの皆さまに出会い愛され、
その手に乗って新しいお家や職場、
様々な場所に旅立っていきました。
嬉しいことに 今まで旅立ったテノリイノリさんたちが
活躍していることもこれを機に知ることができました。

それぞれのテノリイノリさんたちが
皆様のお手元で変わらずゆるく
楽しげに皆さんの祈りとともに祈っていることと思います。

(手に抱かれるテノリイノリたち)

作品は私に似ているとの感想もいただき、
ああ そうかと思うところもあったり、
同時に面白いくらい選ばれる方ご自身にも似ていて
イノリというキーワードで生み出したこの子らは
誰かや何かのために祈る私たち自身の姿を
投影させているのかもしれないなと思ったりします。


(お客様によって並べ選んでいただく様子。
まるでクリスタルヒーリングを受けてるみたい!?なんて声も)

また会期中実際に手にとって
あれこれ悩んだり 選ぶ楽しそうな様子を見るたびに、
その全部の過程を見ているこちらも本当に楽しくて
何度もときめきながら頭によぎる言葉がありました。

遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんとや生まれけん

あれなんだっけ?と検索して元がこちら
「遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動(ゆる)がるれ」
『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』

「遊ぶために生まれて来たのだろうか、
戯れるために生まれて来たのだろうか、
遊んでいる子どもの声を聞いていると、
感動のために私の身さえも動いてしまう」
訳はこちらより引用

まさにこんな感じ!

テノリイノリを手に取って流れる会話
「この子がうちに来たがってるね 」
「こんな風におしゃべりしてそうだね 」
「職場の机にいてくれたら元気でそう」
「いっしょに祈ろうよって言ってるみたい」
そんな一つ一つに、
私たちの魂はこの世に遊び戯れるために生まれていて、
魂から喜んでいいんだよって
横一文字に結んだ顔のテノリイノリからの言葉が
お客さまを通じて出てきているんじゃないかって何度も思うのです。

元は自分にとって死がもたらす悲しみと
あの世への仲間への弔いに始まった祈りの制作ではありますが
時に作品は同じような気持ちを持つ方によりそうことができたり
ともに遊ぶことができたり
祈りを形にする、完成してお渡しすることで
肉体を持って様々なことを感じることや
爆発しそうな悲しみも無駄ではなく
それがちゃんと自分を支えることになったり、
地球上に今生きることの愛しさや喜びに繋がっていくのだろうと
制作から展示期間まで全部の期間を通して
知ることができたんだなあと温かな気持ちで振り返っています。

期間中様々なサポートしてくださった関係者の皆様もありがとうございます!

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イベント中のアルバムが掲載されていますのでこちらもぜひどうぞ。

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