「地球」

  

今日のそこらへんの神さまスケッチは「地球」です。
こんな姿が写真とか天文番組でしか見たことないけど、一度描いみたくなった。
モチーフはいつもその日にふわっと浮かんだを選び、描きながら気づくことも多々ある。丸い形を描いていると不思議な感覚になる時がある。

昨年パトリシオグスマン監督の「光のノスタルジア」と「真珠のボタン」という とっても美しくて悲しいチリを舞台にしたドキュメンタリー映画を見た。
そこで登場する天文学者たちから知る事実や哲学、チリ、パタゴニアの歴史はいろんな示唆を与えてくれた。

もうかなり記憶が怪しいのだけ(印象な情報ですんまへん)宇宙にあるものを調べていくと 人間の骨との同じ成分だって話をたまに思い出して、このからだも宇宙の一部かーって 結構リアルに感じられる。

パタゴニアの元々の水辺に暮らしていた原住民の人々がお守りに石を丸く削ってあげていたというエピソードで映された まあるい石。

チリの観測所には世界中の天文学者がいるのだけど、そのうちの1人のチリの女性天文学者は チリの独裁政権によって両親を失った方。でもそんな風には見えない。彼女にとって心を救ったのは宇宙、天文学だという。

あの映画の中で見たチリで行われたひどいことはチリだけで行われる他人事とも思えなくて、地球の人間の全員がやってしまう可能性を持っていて(動物にはとてもできないことばっか) ぐったりする。

そのまた一方で人間が見つけた世界の理が傷ついた他者を救う可能性も持っている。
人間って難儀やなあって気持ちと、人間を通じて宇宙のことも教わっている自分がいたりもする。

[Blue planet ] Size: 2L 130 × 180 mm
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