オラクルキルトコースターは春といっしょに

1月のイベントが終わって、 まずはゆるりと自分のために、 好きなものを見たり読んだり、 好きな人のことを考えて贈り物を作ったり、失敗も成功もなく違ったら戻って時間をかけて、手で縫ったり愛でたりすることで見えてくるものから充電してます。

で、ぼつぼつ重い腰を上げた途端、ありがたいことに4,5月あたり、オラクルキルトコースターイベントができることになりました。
(場所が決まりました!詳細はこれから)
桜のころ楽しみに待っててください。

ちなみ最近の流行は漫画家のおかざき真里さん作の『 阿・吽 』
空海や最澄の出てくるあの時代のやつです。ざっくり。
5巻まで読んだところ。
やっと遣唐使として二人が唐に到着した~
ドラマの「コタキ兄弟と四苦八苦」といい、仏教的視点は なんだか今ゆさぶってくる。昨年の東京国立博物館で味わった東寺の立体曼荼羅もすごかったもんね~。

『阿・吽』4,5巻の好きなところのうちの一つは空海の書いた文字や唱えるお経が他者の「阿頼耶識」に触れるところが描かれるところ。

ちなみに阿頼耶識(アラヤシキ)とは
「大乗仏教の瑜伽行派独自の概念であり、個人存在の根本にある、通常は意識されることのない識のこと。アーラヤ識。眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識・阿頼耶識の8つの識の最深層に位置するとされる。」(wikiより)

もうこれが漫画で 絵で表せるってことも感動しちゃうし、
唐に行く前の最澄のお経の中に阿頼耶識に足りない箇所を見付けちゃったり、それが唐へ行くことだったりって それもまた絵にされて、その感触がしっくりきてしまうところ。
阿頼耶識と呼べる無意識のような領域に
あるものは出せるけど ないものはアウトプットできないんだと、
ドキドキして読んでた。
読み終えたあとの余韻で私の阿頼耶識って あらやしき・・ってと、
ボヤーっとしてしまう。

自分のことを振り返るとそこらへんの神さま絵を描き始めたときは自分の外にある神性を見つけることに力を注いでいて日常のいろいろなことを一回リセットしたり祝福して完了していこうと思ってた。
しばらくして、身内を亡くしたとき、祈りを絵にしたり祈りの空間を作りたくて立体作品を作り始めた。
そこから徐々に自分の内外関係なく感じた聖なるものをアウトプットしていく楽しさを取り扱いだした。
どれも自分の心の底から感じたことが 人にも触れることがあるのを知って、 (どこがどうしてそうなるか説明できないけど) 深いところで自分の感じた事はますます大切にしていかなきゃなあと思ってたところに、また阿頼耶識なんてワードが降ってきて、深いところで人は共鳴しあったり引き寄せ合うのかと思うと、なぜだかこの日常に見える世界や、小さい幸せも 糸口としておろそかにできないように思える。


毎日雨風をしのげる家に帰ることができる幸せも、あたたかいお家の中でごはんを食べたり、好きなペースで手で刺繍をすることも、ほどほどに小汚いタイミングで風呂場を掃除するのも。お寺の坊さんがお経をあげてる最中に同じく手を合わせる心地。
日々のホクホクがあって、宇宙までもある楽しさ。

いろいろありますがお会いできるのを楽しみにしています。

あ、自分用のマスクの手作りもエスカレートしてます。
自分にとって快適な布はどの厚みで何がいいのか。。。
(染めたり生成はWガーゼ、真っ白は晒、紺色の文様はユーズドの浴衣をほどいた生地か浴衣生地新品をカットして作ってます)
簡単な作り方なのでよかったら参考にどうぞ。

[そこらの布でマスク作り]

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