明治神宮「不思議の森に集う。」



先日明治神宮で開かれた「不思議の森に集う。」を聴きに行ってきました。
神宮の森の総合調査に携わられたプロの方々の生の声が聞けて、どんな生き物がそこでどんな活動していて、その生き物の様子で自然の豊かさが分かるわくわくを味わった。
自分にとって森はその命の気配ぜーんぶまとめて味わってるものだったり、一つの命を追いかけるよりは ブーラブーラしてたらひょんなところで生きものに出会うのを楽しむことが主なので、同じ森の中でも別世界のようでした。

ところで元々田舎者の自分が東京に長く住んでいると都合の良い自然にばかり親しんでいる気もする。最初に住み始めた時は海も山も見えないことにココロがビョーキ〜って思ってたのに。
近所に公園ができ、草木が少ないから砂ボコリが起きて苦情になって、対策のシロツメクサを生やす間 一旦閉鎖された。
しばらくして草むらになって、ある日そこには区役所の看板で「このへんヘビがでます」と。
え、出たらダメなの?
それ区が警告しないといけない重要事項?
子どものころは家にムカデもヘビも来てたけど。
都心でヘビ見てないな。

そんなことをアパート経営をされている方に話すと、うちなんかアパートの周りに虫が出ますって苦情が出るんだよって。害虫大発生ってわけでもなくても。
どうやら虫が居住空間にいないことが当たり前になってきている。
そういう私もヘビに遭遇したら結構驚いて飛び上がったりするし、日々ベランダの植物を喰らおうとする虫とは愛のかけらもなく戦っている。

先日なにかの番組でプラントハンターの西畠清順さんがマンションの敷地内に銀杏を植えるのを提案していたら施工側と意見が合わないシーンがあった。実が落ちると臭いからだ。季節の香りってことでもないらしい。落ちた実を片付ける手間入るわなあ。

この都心の人工的で洒落乙な空間で暮らしながら、自然との快適な関係ってあるんだろうか。人間の自然に対する許容範囲は狭くなっていくばかり。

そんな中で、あの明治神宮の森というアクセスの良さと自然との豊かさは忘れがちな感覚を身近に取り戻すのには最適なんじゃないかと、ぼんやり好きだったあの森のことをあれこれ見直していた。