カッコイイってなんぞや

お盆開けた頃から太極拳を習い始めた。
運動がしたい、でもやりたいスポーツがない。
でもそんなと時に、ふと格闘技で心身共に鍛えられるって言うなあ
そんなことを考えていたら、色んなところから太極拳の情報を目に耳にして
シンクロくるくる。そんなこんなで道場に通うことに。

週に一回くらいのペースなのでいたってのんびりなのだけど
とにかく毎回少ししか進まないのに何かたっぷりやってる感で腹いっぱい。
基本の型とか、組手、護身術とかもりだくさんなカリキュラムも楽しい。

実は長時間の集中力がないので、あまりゆっくりした動きが多いと
全然関係ないことを考えてしまって
返ってリラックスもへったくれもなくなるのだけど
ゆっくりな中にたくさんの何か(この何かがわからないから余計好きになる)が
詰まっている感じがするので、何回同じことをやったとしても
とても他のこと考えられなくて忙しいのだ。
それに気というものが、あれー?こんな?にってくらい
言われた通りにやっていたら、感じとりやすいのにも驚いた。
あといくらやっても、あの素敵な先生や先輩方の足元に何年かかっても
たどり着かないんだろなという、途方もない道のりの長さもワクワクする。

最近特に驚いたのが先生の内の一人の方が
何もしていなければ一見ごくごく普通のオジサンで、
いかにもモテるタイプではない方なのに
教室の最後に連続した長い太極拳の型のようなものを通してやっている
その姿がとんでもなくカッコイイのだ。
上手だから正しく出来るからすごいという威圧的な感じでもなく
その人なりの太極拳という風情のような、そこに流れている何かなのだ。
(ほんとあっちこっちで、目に見えてるけどそうじゃない「何か」にモヤっとしてる)

こちらは全て見よう見まねなので
形を追いかけるのに精いっぱいなんだけど
時々なんだ?このカッコ良さは??と、合間合間にシビレては得してる。
今のところ太極拳で知り得た重要なことは、
カッコイイと感じさせるものは姿形じゃなくて
どうやら発する気の方なのかなあ??ということでした。

ということで、もうちょっと集中してがんばろっと。