住んでいるところを離れて、違う土地に行くとその土地の感覚、その土地の仕事で培われた価値観に触れて新しい感覚を手に入れることができるし、そういう感覚にも敏感になりがち。
たくさん話してそれを得る時もあるけど、ただそこにいるだけで自動的に何かが入ってくることもある。
スマホを買ったら自分のクラウドと同期する、目の前になかったものが空っぽのスマホの中に入ってくるみたいな感じで、ほかの人のクラウドにある経験とかイメージが入ってくる。
盆踊りのためにはじめて訪れた島で 道を尋ねただけ道の説明をうけただけなのに、右に行って左行って、右に行って左。そんな対面してもらったシンプルな言葉だけでも島の景色やいろんなことが浮かんだり、知らぬ間にその土地と同期する。それがその時に感じることもあれば、あとからあの時はと思うこともある。もしかしたら全然そこに気づかないできたこともたくさんある。
上達してるのかどうかさっぱりわからないお稽古ごとだけど、やっぱり道場に行けばそこにいる人たちから何かを受け取る。
名人の肉体が終わったとしても、そこに作りだされたエネルギーはクルクルとめぐって次の人へまた次の人へ時には自然界へ、めぐりめぐってきっとそのおこぼれくらいは頂戴してると思ってる。
