8月13日お供え その4「ご飯」

お盆のお供え代わりに、今日のそこらへんの神さま絵 8月13日は「ご飯」

子どものころ隣の母屋の祖母のところに朝ごはんを一人で食べに行くことが時々あった。
寡黙な祖母とは不思議と会話はない。
そして用意してもらったみそ汁に熱々の白ご飯、何かおかずもあったと思うのだがその時代は朝から食欲が全くなくてみそ汁に白ごはんと海苔くらいの記憶しかない。とういうかあの頃使っていたお茶碗のほうの記憶の方が鮮明だ。

祖母は自分の分は神棚からおろしてきたお供えのご飯を足のついた盃のような器から茶碗にコロコロのせはじめる。
それは私の苦手な表面カチカチ固くなったお米。
でもそれをこちらに勧めるわけでもなくもくもくと食べてる様子に 祖母には神さまなのか仏様なのかわからないけど、そうい存在との関係が確実にあって、言葉にすればものすごく普通なんだけどやっぱり「食べ物を粗末にしない」って見てて心を落ち着けてくれたしカッコよかった。

[Oil pastel drawing on cardboard / size:18 * 13 cm ]