春の野に出でて若菜つも

「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ by 光孝天皇」

あたなのために 春の野に出かけて行って若菜をつんでいると、私の袖に雪が降り続けているよっていう百人一首の歌。「若菜」は春になって萌えた食用・薬用の草の総称なので 誰か大切な人の長寿や健康を祈って野に出てるということを指します。

我が家のベランダで植物を長いこと育てていますが、春先は小さな花束を作るのに使ったりします。
冒頭の写真のカードは仕事の先輩のために急な思いつきで作ったのですが、それでベランダの植物を採取して、健康をイメージするならやっぱりこのハーブかなあとせっせと摘んでおりました。


その現場


そういう作業の最中はいつもより植物に元気をもらっているのを感じて、冒頭の光孝天皇 の歌をふと思い出したのです。

元気であってほしいなと思う相手のために野に出たら、雪がふるその光景や濡れた袖も愛しい景色になったり、自分がとても幸せだったんじゃないかと。

今週末、湯河原での「春の夢色ポストカード作り」ワークショップではお庭の植物を探して作って楽しい時間を過ごせたらと考えています。ぜひ遊びにいらしてください。

湯河原の植物の押し花や草もご用意しています、桜の押し花は数に限りがあるのでぜひお早めに

2023年4月1日(土), 2日(日)「春の夢色ポストカード作り」ワークショップ(湯河原 湯探歩)

日程: 2023年4月1日(土)、2日(日)
時間:12:00~17:00
開催場所・お申し込み:富⼠屋旅館(登録⽂化財旅館) 0465-60-0361(9時~20時)
https://fujiyaryokan.jp/
〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上557
アクセス:JR湯河原駅より タクシーで7分/バスで奥湯河原行「公園入口」より徒歩2分
https://fujiyaryokan.jp/access/

【湯探歩の詳細はこちらから】https://www.yugawara.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/yutanpo6.pdf