日光は人気のない時期が一番と冬枯れの時期にばかり訪れていたのだけど
今年こそは噂の紅葉を見てみようかと
中禅寺湖や奥日光の紅葉&渋滞のメッカをはずして
鬼怒川方面、湯西川~龍王峡を目指しました。
電車で日帰り、車を持たない人が満喫できそうなルートです。
最初に湯西川温泉駅で降りてお散歩。
お天気でも気温は都内より4度は低い 標高600m、
それでも湿度はそこそこある日光って感じの空気。しっとり冷気が身に染み込む。
大好きなスモーキーな緑と紅葉が組み合わせになっているのって
なんとも自然の大サービスカラー
神さまに愛されてるんじゃないの?って気持ちになる。
川治温泉駅から街を歩いて、龍王峡を目指していく。
ここにきて初めて川治名物なる表記を発見。
よくわからないけど 食べずに通り過ぎることはできない。
お前が欲しいものをここに凝縮してやったぞセット
いい感じの石と針葉樹 リース作り放題じゃん・・・
リース作りたい煩悩の塊でじっと眺めてしまう。
連れては帰れないよ。
鬼怒川沿いの渓谷の道を歩くには
このダムの上の橋を渡って向こうに行かないといけないのだけど、
あちら側は南北に流れる川の西側、
既に太陽の光が当たりにくい午後になっていたので、
渓谷歩きビギナー、ビビってこの後もあちらに渡らず東側の車道を進みました。
ブルブル。(しかもダムの橋、かなり高所です)
「指輪物語」の中でオークに追われてる身だったら、即見つけられてお命頂戴されてるよ。
やっとこさ龍王峡だよ
渓谷の歩きにくい階段を下りていく。
そして同じ滝でも眺める場所変えると全く景色が変わる。
戻ることを考えると躊躇するんだけど、谷の低い方が断然いい。
滝ってこんなに素敵に見えるものなのかと違いに動揺して
(しかし写真に一ミリも納められない)
内心大騒ぎをしてたら 近くにいたほかのお客さんも
同じことを考えて口走って目を合わせてくれる
ほんとに降りて来て良かったですね~
感動を今日ここでただ会っただけの人と瞬間でわかり合えてしまう
滝の心揺さぶり力すごかった。
ホビットだったらこんな崖っぷちもトットコハイペースで歩いて旅してたんだろうかとつい想像するけど
想像してる足取りの100分の1くらいでしか歩けないのじゃよ。
日没時間になってから駆け込んだ茶屋の味噌だれコンニャク、
コーヒーもおいしかった~
水、空気いいんだもんで。
店のおばちゃんと語りあって
龍王峡は新緑もいいし、紅葉以外の季節もいい
散歩コースも教えてもらったりして
またおいでよ。って挨拶で別れた。
初めて訪れた土地で自然がキラキラしててそれだけでもウエルカムに感じるのに
土地の美味しいものがちょっと食べれて
またおいでよって言ってくれる人に出会えるって旅の一番のギフト。
ほくほく温かい気持ちで帰りの電車にゆられました。
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