ニシキヘビ見つかって よかったね。
飼い主さんもヘビも。
逃げだしたら人を怖がらせたり傷つける可能性のある動物を
一度でも飼ったり家族にいたりすると
心痛はいかばかりかと思う。
考えてみれば、どんな生きものも傷つけないものはいないのだけど(人間も含めて)
高校時代 うちにはハスキー犬のジョジョがいた。
しつけのせいか、全然大人しくなかった。
ちょっとした物置くらいの広さのフェンスでできたオリの中で、
加えて首輪にチェーンで繋がれていて
それら2つが壊れるということは 全く想定されていなかった。
ところがジョジョをジョジョさんと、「さん付け」で呼んで可愛がっていた
母屋で暮らす祖母がある日突然亡くなった。
私も普通に学校に行って、家に帰って来たら、
突然家が白黒の花輪で囲まれているといった騒ぎで
別世界に来たような光景が広がっていた。
それでも無事に母屋でお通夜を終え、翌日はそこで葬式
そんな日に、朝から準備で働いていたおばさんたちが大騒ぎで現れた
「ジョジョがぁ―――。」
早朝からなぜかオリから出て、お通夜の宴会場の広間に上がり
仕出しを食べ散らかし、食べすぎて吐きだし、ついでにフンまでして
休憩していたとのこと。
ご乱心もいいところ。
慌てて捕まえてオリに繋ぐ。
なんでまたこんなことに・・と思うがお葬式当日
深く考える余地がない。
無事広間でお葬式。
大勢の見送りの方に送られて出棺、
家族はマイクロバスでしゅっぱーつ!???
動きだす直前に声がかかった
「奥さん 戻ってぇ――」
脱走再び。
母が戻ってジョジョを捕まえる。
祖母の旅立ちに動揺したとはいえ、
なぜに2つのトラップを越えて逃走出来たのか
祖母の見えざるいたずらか
犬だって動揺するしお別れしたいんだよおーって不思議な力でも働くのか。
以降同じような逃走劇は二度となく、その方法はずっと謎のままである。
■ marumocci art shop
■ facebook | Instagram
■ Creema