千樹カノンになるまで

展示のタイトルが決まるまでとりあえずこの町のことを作る、自分があの空間で見たいキルトというのは決まっていたので、瞑想したり気分転換にぴったりな堀之内の妙法寺の境内でスケッチしたりお茶飲んだり、耳にはラジオを流していた。
基本いつものそこらへんの神さま絵を描くスタンスで善福寺川らへん(中野富士見町 堀之内付近がテーマ)の神さまを探し。

お気に入りの「久米宏ラジオなんですけど」(毎回選ばれるゲストも久米さんの対話もすんばらしい)が流れていてその日は楽器オルゴール製作者・永井淳さんでした。
https://www.tbsradio.jp/407463

江戸指物の技術で作った箱が共鳴の仕方が全然違うという説明があって オルゴールの定番曲のカノンが流れた。
その昔オルゴールを販売する仕事をしていたことがあったので木箱に載せる良さは知ってたけどインターネットラジオを通じた音にもかかわらず違いがはっきりと伝わってきた。
しかもその音に胸が震えて、よくわからないまま涙してた。
お寺の境内でスケッチしたり瞑想したり、魂震えたりで大忙し。

そんなあれこれがあったその日、遠くに住んでいて よくふざけた展示のタイトルを一緒に考えるクマネコさんにこれと思うこの土地の樹木を象徴した一枚の樹木の絵を写メールで送った。
その時の答えが 「カノン聞こえるね」だったのだ。
もちろんラジオのこともその日一日のことを微塵も話していない。

勿論作品は制作者のその時のエネルギーが映ったりそれをシェアしていくものだけど、ぷぷぷ、音楽まで届くのかと楽しくなった。

[千樹カノン」展示中です

そんなこんなで この土地の自然や川の流れは縄文より多分はるか昔から続くのだろう。いろんな様相を見せながらもたんたんとそこに流れる時間の上に人間たち生き物が生まれ、死んで、また何かを生み出すを繰り返す。そのすべてのハーモニーがカノン。私たちが目で見ているものは音なのかもしれない。
樹木には神々が宿り、カノンが流れ続ける、そんな善福寺川のほとり(すっかり人工的な川になってて感じにくいかもしれませんがっww)お散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

台風が過ぎ去った大宮夕日が丘広場より

おいしいさつま揚げと その場でおでんが食べられる マルサかまぼこさん
http://monzendori.com/shop/0333132469.html
展示帰りのお散歩に・・・


★10月19,20日「オラクルキルトコースター」実演あります

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10月5日~20日「千樹カノン」展
https://marumocci.com/2019/09/08/senjukanon/
●期 間:2019年10月6日(日)~10月20日(日)
●時 間:11:00~19:00(10/6初日の展示は14:00より)
●在店予定日:https://marumocci.com/2019/10/01/zaitenyotei/
●期間中お休み:10月8日(火)、15日(火)
●会 場: CAFĒ  SEIFU
https://www.instagram.com/cafe_seifu/
〒166-0012 東京都杉並区和田1-12-12
●MAP: https://goo.gl/maps/ycGnN8HX354cpDmp7
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