「いだてん」

今日のそこらへんの神さま絵はもちろん「いだてん」です。描かずにおれるでしょうか。2019年の大河ドラマ「いだてん」の前半の最終回、走るの大好きでランナーから指導者になった主人公金栗四三さん、通称いだてんの意味は走って食べ物を運び「ご馳走」の語源となった神さま韋駄天だって話に始まり、関東大震災後の東京を四三が物資かついで走りに走った。

一言ではとてもとても言葉に出来ない楽しい半年をありがとうございました。全ての登場人物が魅力的でした。

自分にとって近代の歴史は少し今の私たちの暮らしに似ている身近さがありつつも、当たり前に今は存在する物やスポーツなどの概念もない時代。
走ることはただのかけっこから、マラソンだったり、競技になり。女性が運動なんてありえない時代から、競技を始める女性、生き方も開拓していく時代へ。

この時、金栗四三や加納治五郎といった特別な人間だけでなく、私は知らなかった市井の人々の喜びや試行錯誤が積み重なって、実際スポーツをする人もしない人もいる中で、ああこうやって文化って作られていくんだなって。
それぞれの人の精一杯な生き方が重なりあって、次の時代につながっていく。人間って面白いなあと思える時間でした。
あと、ほんとに走ったりするのが好きではないですが、このドラマが始まって何か急いで走るとき スースーハーハーってやりながら走るのが少し楽しくなった。

これで残りの半年、どうなっちゃうんだろう。。。楽しみです!!

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