テノリイノリのための上五島 旅日記続き
奈良尾港に向けて、いよいよ帰り道
福見教会からから高井旅をぷらぷら歩くことにした。
教会でお話を聞いていたら
神父さんはミサをされるために
3つの教会をかけもちされることもあり
車がない時代は教会と教会を
徒歩で移動されてたんですよね~とかお聞きすると
おお、ならばその景色見たいと思う。
祈りに生きてきた人々が見ていた景色を少しでも見てみたい。
高井旅は複数のバス路線が通るので、本数が若干多い。
と言っても2時間に1本から
1時間に1本くらいだろうか。
そこまで行けばフェリー乗り場までさくっと帰れるだろう。
そして高井旅は今は時期ではないけど
夏は海水浴場になるビーチがある。
高井旅教会もある。
約2キロの道のり
木々の元気なのを眺めたり(「新緑の上五島」)
途中山の中に入っていくような
気になる階段を見つけたり
登るには草むらすぎて勇気がいりそうなのに
気になるなあ。
ブラブラして気づいたのは・・・そう
そうそう自販機もない、
おやつを売るお店もない
空腹対策をしていなかったこと。
離島では 水分とおやつをリュックに入れる
これが最も重要なことなのではないだろうか・
お腹もすいてきた、結構暑いし・・・夏日だし
そんなとき 目の前に車が止まった。
ヒョエー
怪しい車でありませんようにと通り過ぎようとしたら
車内にはシスター
「○○まで行くのですが、どこに行きますか?途中まで乗りますか?」と
えー、そんなことがあるの??
驚きつつもお言葉に甘えて「高井旅の教会までお願いします。」と
教会をご覧になるなら終わるまでお待ちしてましょうか?
そのあとフェリー乗り場まで送ってあげますよ。
えーえーええー(想像のななめ上ってこのことか)
さらに驚く。
あ、海も見たいので大丈夫です。
「そうですか~」
普通ならこんな親切は重さを感じるのだけど
軽い感じに ショックが続く。
誰かのための親切のようで誰の為でもなく
神様の愛を実践するってこういうことなのかな
無理がなくて 断られても何ら問題なし~
祈りってこういうちょっとした親切で
表すこともできるのかもしれないと思った。
★ 5月11日「祈りの島 上五島の石に絵を描こう~marumocciさんとつくるテノリイノリ~」渋谷・上五島