テノリイノリと好きなところで好きなこと

今週日曜日から3日間デザインフェスタギャラリーで新春モードな展示が始まります。
新春という言葉はちょいと浮かれた感じがしますが、しずしずと、ジワジワとテンション高すぎず低すぎず、でも来てくれたらちょっと気分がいいとか、ほんのり温かいくらいを目指しています。

それで初めましての方に向けても合わせて「テノリ・イノリ」について書いてみます。

 

「テノリ・イノリ」にはこんな解説をつけています。
テノリ・イノリはごきげんのカガミ
誰かや何かのために祈る時
誰かや何かも祈ってくれてる
手のり祈りの神性を見ようとする時
私の中の神性に出会う
見ているだけで安らいだ時
あなたを見ている人も安らいでいる

漢字を当てると手乗り祈り、手のひらに乗る祈り、手のひらから生まれる祈り。
私の作った作品タイトル、作品シリーズ名でもあり、造語です。
あまりにシャーシャーと呼んでいるので一般名称かとたまに問われますが違います。

もともとは 自分の亡くなった家族のために特定の宗教もない中で弔うために創作しはじめたものです。
最初の最初は祈りの絵をたくさん描いていて、祈った時に得られるビジョンを描いていたら、こちたらがあちらの世界に向けて祈る時、あちらもこちらに向けて祈ってくれてるビジョンを受け取るようになりました。その交流にハッとさせられることがたくさんあって、そんな祈りの絵と立体で亡き人の為に小さなお寺のような空間が作りたくなって生まれたのがテノリイノリです。

そして今、祈りは弔うだけでなく、大いなるものとのつながりを思い出させてくれる行為だったり作ることが手段となった。

祈りは願いをかなえるとか何かを得るとか思い通りにするというよりは、身の回りにちりばめられた幸せに気づくとか、困難な時代や現実も受け入れる強さを持つとか、くじけることがあってもどうにかこうにか生き抜いていく力をサポートしていくものだと思い製作しています。

そして幸いにも昨年のグループ展、サマーコテージ展でも大好評で売り切れゴメンでしたあの籠!沖縄在住のAMAMIZMのmaccoさんの「籠に出会うあなたが、籠の中のものたちがご加護で溢れていますように」という祈りと駄洒落とマントラがこもった何ともユニークなクバの葉編みに展示協力いただきます。勿論今回も購入いただけます。

大好きな明治神宮の森を抜けた先(正確には明治神宮の参道、お膝元)原宿の新年の空気、ギャラリーとカフェスタッフのいつもの穏やかな情熱、南からの籠が運ぶ風、新しい音を奏でるテノリ・イノリで幸せな空間になることでしょう。。楽しみにしていてください。

●過去のテノリイノリの記事はこちら カテゴリー: Prayer テノリ・イノリ

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marumocci “Tenori-Inori” exhibition 「ダルマサンガオキアガッタ」
https://wp.me/p4vKEF-2uD
会期: 2019年1月13日(日)- 1月15日(火)
時間: 13日 12:30 – 20:00 | 14日11:00 – 20:00 | 15日 11:00 – 19:00
場所: デザインフェスタギャラリー原宿 / WEST #1-B
TEL : 03-3479-1442
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-18
https://designfestagallery.com/about/access