DA PUMPが「USA」を出すよりもずーーーっと昔、「ラプソティーインブルー」という曲でヒットを飛ばし、その時もタイトルのラプソティーインブルーを繰り返し唱える歌詞だったので身近な人に「ラプソティーインブルー」って言葉をあんなに繰り返し使っては、そもそものガーシュウィンの曲の方のイメージとも違うし、しかもラプソティーインブルーという言葉の効能のようなものが薄れる気がするんだよね。同じ言葉の繰り返しは恐ろしいよ、そんなことポロっと話してしまった瞬間「キチガイかっ!!」と結構な勢いで罵られて、会話が終わったことがありました。
さすがにそんな話は誰彼と人にしなくなったけど、(そんなつべこべが 聞くのが嫌な人も世の中にいるので) なんだかその時のことを思い出しつつもアドベント絵のクリスマスの絵から自分が思ったことを書いておこうと思う。
2018年12月のアドベント絵は、描くその日に感じたり出会った希望をテーマに描いていきましたが、実は途中から軽くお祈りをして神さまから受け取っている日々の希望となる世界のイメージをキャッチして描くのにシフトしていきました。一番の理由は時間が本当に少ない中でやるのは200パーセント、チャネリング的な描き方が早いと気づいてしまったから。
それが一番自分を信頼することを試すことになり、自分を試すとリターンは相変わらず大きかった。そして12月25日の絵に降ってきた言葉が愛で終わった。まさに理想的なワードが来た。
実はたまにダライ・ラマ法王のインタビューをどこぞの動画見かける時に使われるキーワード「COMPASSION」は、日本語では慈悲とか思いやりという言葉で表わされる。英語にたけていないので、それがそうならそうなのだろうと流してしまうところだが、ダライラマの勢いから感じるのは余りに違った。
今の日本語を母語として話す人間としては「慈悲」は仏教ベースの知識が必要ですぐにしっくり来にくい、「思いやり」これ使われすぎなのだ。ラプソイティーインブルーどころではない。しかも「思いやり」には他者へのやさしさの中にじゃあ他者にやさしくすることで自分は我慢やすり減らすことも当然有で入ってないだろうか?情けをかけすぎて相手の本当の問題解決につながろうがつながるまいが関係ない、やってあげてなんぼ、更にそれをよしと評価する第三者の視点付き、ついには国家予算の防衛費の名前にまで付けられて、こんなベドベドな手あか付きまくりの言葉で、「COMPASSION」が言い換えられていいのだろうかと結構なモヤモヤを抱えて仏教美術展の英文翻訳まで漁ってしまった。
自らを傷つけるような情のダダ漏れでもなく、執着でもなく、自分の視点で何かや誰かを思い通りにするエゴでもなく、客観的で自発的に他者へ良かれと思うことをただ実践する意識や行動よ。
なんだなんだ?
結果栄えある今年のコンパッションにしっくりくる手あか少な目の日本語第一位は「愛」となりました~!(自薦のみ)
そんなこんなで12月25日のエンジェルたちにあふれかえった絵から受け取ったメッセージも「セカイハ アイデ アフレテル」ああそううかと。
人間が意識して愛であろうとする時、いつも世界中にあふれているそれらが、更に力を貸してくれる。ほんとにそんなことの繰り返しなのだ。
そして人間が情愛だけで 小さき人間や生き物を育てたりするのは 本当は難しい。やはりそれも愛、意識的でもあると思う。それが仕事でもそうだし。あらゆることが愛の実践の対象なのだ。
テノリイノリを作りアドベント絵を描くことで、多くの愛を受け取っては送り出し続けることができた。
実践は 往き来にとどまらず、違う景色を見せてくれた。祈ること、愛を持って現実に対することは どちらも自分の信じる神々との対話だったのだ。
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展覧会のお知らせ
2018年のアドベントはこちらで展示いたします。
marumocci “Tenori-Inori” exhibition 「ダルマサンガオキアガッタ」
https://wp.me/p4vKEF-2uD
会期: 2019年1月13日(日)- 1月15日(火)
時間: 13日 12:30 – 20:00 | 14日11:00 – 20:00 | 15日 11:00 – 19:00
場所: デザインフェスタギャラリー原宿 / WEST #1-B
TEL : 03-3479-1442
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-18
https://designfestagallery.com/about/access