テノリイノリへ その4「オラクルスナック天国と極楽にようこそ」

テノリイノリが生まれたきっかけを振り返るブログ 4回目。
言語化しないでひたすら2017年の一年の間、
絵やオブジェにしてきたので
時間が妙にかかったり、こんな言葉が一番しっくりなのか
悩もうとしたらいくらでも悩めますけど~
そもそもテノリイノリ絵巻展までにこのブログのシリーズは終わるのか、
それとも展示中まで書き続けることが
今自分にとって必要なんだろうか、ああこの気持ち
納得したり探りながら書いています。

1、2話で父への感謝を込めたコンセプトの展示目前に
父が突然あの世に旅立って、
3話でそれを機に祈りから得たイメージや
悲しみの淵にいても変わらず輝き続ける自然を絵にし始めた。
そんな流れでした。

因みに感謝を込めたコンセプトの展示は
なんでこんなタイトルにしたかな?と思うタイムリー名前で
オラクルカード原画展 「オラクルスナック天国と極楽 〜ときどき地獄〜」
(私はどこに家族を見送っちゃったんだろ。)

そこでの一つの目玉企画
ご来店いただきました皆様に
その場で選んでいただいたオラクルカードの原画から
ワンオラクルをお読みするサービスをすると決めていました。

私のやっているリーディングは
カードとクライアントさんとの間に流れる
エネルギーを自分のエネルギーを流して読みに行っているので
こんなヨボヨボでできるんだろうか?
どうするべ?人に変なもん流したくない
問いかけと焦りが起きる。

しかもこの手の悲しみってフタして平常心装っても
ちっともよくならない。
消化不良を起こすから悲しいは悲しいままに消化し続ける。
ウソのエネルギーで自分の心のカガミを曇らせてはならぬ。。。
そうは言いつつも間に合うんだろうか。

しかし状況は不思議なほどに自然な流れで来ているのだから
これが全て必然のことなら
あの世の仲間のエネルギーもこの場を作る一つになるんじゃない?
むしろそれを試されてるのではないか?
何となく父に最後に挑まれた試合のような気がしました。

いかなる状況でも本当にお前はできるのかと。
そういうのやってやろうじゃんっ。


(会場の風景)

そこから展示場所に行くときは
出かける前に数秒でも瞑想のような祈りをしていました。
自分の祈りがこの地球を一瞬にして回ってきて
今居るここがまるで宇宙の一部で自分も同じく宇宙の一部であるかのように。
そして今日一日全ての流れに乗って
適切なメッセージをお伝えすることができるように。
結局自分を奮い立たせるのも祈りだったのです。

「花のいのり/ Flower’s prayer」

その展示会場では祈りの絵を
いくつかひっそり飾っていました。
すると不思議なほどその絵の前に立ち止まってご覧になる方が
じっと涙ぐまれていたり
亡くなった人のための祈りの絵だとお伝えすると
その方も身近な方を亡くしたばかりだったりと
シンクロしていることが多々あり
ちゃんと祈りのイメージを受け取って描けば
あの世ばかりか近くの同じような心境の方にも届くものなのだと
教えてもらうことができたのです。

そこから次の制作につながりました。

テノリイノリはどこからきたの?ルーツを絵巻で辿る「テノリ・イノリ絵巻」展は3月31日まで

連載中の「テノリイノリができるまでの」過去記事
テノリイノリへ その3「祈りの絵」
テノリイノリへ その2「伏線の回収」
テノリイノリへ その1「オラクルスナックの祈り」
《序章》再び祈り –テノリイノリの世界