ビーチコーミングライフ

Beach combing
海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり観察したりすること

年末。軽いご挨拶がてら
うるわしのPちゃんと近況報告をしていた。
そちらはどう?
こちらは相変わらずソワソワさ
砂浜に惹かれるものを見つけては
そこを目指して進み
また次のものが目に入って進む
気がついたら 浜の端から端まで歩いていた
そんなことの繰り返しだよ
つーかそれで毎日精一杯。
あーいいね。
ビーチコーミングライフだね。

なんて調子

年明けのある日、
ふと最終日直前の富山の展示が見たくなって
朝目が覚めたら新宿まで行こうと決めた。
思い付きでとりあえず新宿まで出る途中
よく考えたら結構な風邪っぴき
翌日の予定までに都内に帰るの面倒だなー
諸事情が気になり
とりあえず新宿高速バスターミナル、バスタに向かった。

今すぐ乗れる長距離バスから
インスピレーションゲットすっか。

そうして目の前にあるたくさんの行先
そこに見つけたの千葉の地名はPちゃんの住む街。
即電話で在宅確認してみる。
まんまと滅多にない事情で午後は留守だと。
あらまあ。

明日までの都内の面白い展示あるよ
そっちは?
それは私も気になっていた展示だった。
すっかり頭から抜けてたけど。
ビーチコーミングというか、わらしべ長者感でてきた。

板橋美術館でインドの出版社タラブックスの展示、
作り手が本当に作りたい本を
小ロットで、時に手作りもしながら出版している
魅力的な展示だった。
小さな美術館はありえないくらいの盛況ぷりで。

自分にとって行ってよかったのは
ある本の中には作者自身の成長物語があったり、
ある作者は自身の師匠に
「心に浮かぶものをすべて描きなさい」って
言われたって話をしている様子(動画)を
展示を通じて見ることができたこと。

誰かにとっての真実って
それだけで素敵な物語だよ。
誰もが物語や神話の中に生きてるんだよ。

何かを成し遂げたとかそういう事でもなく。
そして人に分かられなくちゃってことでなくて
描く側が自分にとっての真実を描けているかどうかなんだわ。
ぐいぐいハートに刺さってくる
今の自分にぴったりすぎるメッセージばかりだったのだ。

その流れはA地点からC地点に行きます。
目標はC地点ですぅーというと
もうCに行くことが全てじゃなくって
Cってアウトプットすると
え?Cですか?
中間にBって素敵なとこもあるらしいよとか
思いがけない反応が出てくる。
むしろBにたどり着くために 
Cってインスピレーション来たのではないか?
またはCに行ってもBに行っても
出会う必要のある情報は同じだったかもしれない。

色々の情報をキャッチしたり
引き寄せているのは
自分の内なるもの、無意識
前兆を読み取る自分を超えた何か?
とにかく自分という人間の中にあるいくつかの私とともに
今という時間の中で
変化していく感触
即興で楽しんでいる感覚の記憶を形に残していけたら
更に楽しいな。

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