「いぬ・るんです」

くどいくらいに「いのる」ってことを描いている2017年。
特に特定の宗教や何かの派閥に入ることもなく
Do it Yourselfで絵を通して「いのる」を模索中。
先日終わった「ティツィアーノとヴェネツィア派展」でも
画家たちが、自らの個人的な祈りのために描いた絵を見かけ
(この場合宗教が特定なんだけど)
まずは自分の祈りのために絵を描くことが可能なんだなあって
500年くらい前の仲間に一方的に思いをはせる。(図々しい・・)

本当は特定の亡くなった1人のために
祈るを生活の中に入れてみたのだけど
だんだんその一人をとりまく祖先とか、グループだとか
あーもう生きとし生けるものとか入れちゃえ
じゃあもういっそ、とりあえず今生きていても
あの世に行ってるのも、ざっくり大きな仲間ってことでとか、
広めに宇宙に向かってってことで行くか・・・と
かなり大風呂敷になってきましたよ。

すべてに共通するのが、
いつかは今いる場所を離れる、往ぬる(いぬる)こと。
祈るってまさか、この往ぬることを思い出すことなんじゃ!?
砂に今年の海もよろしくねって祈って描いては波に消され
それでもぼくらは「いぬ・るんです」
今日のそこらへんの神さま絵でした。

こんな調子で、5月3日からのアンデパンダン展には
新作40号サイズで「いぬ・るんです」作品を出します。
写真では伝わりにくい染め絵が2D?アナログなやや3D作品なので、
気になったら会場に見に来てください!!

Sand Drawing at Inamuragasaki
2017年5月3~14日 第10回NGPアンデパンダン展
そこらへんの神さま絵とは?
marumocci art shop