日光は人気スポットだけど タイミング次第で人もいない大自然の中でぽつんと心細~い気持ちになれるのが魅力と思ってる。適切な時間や道、乗り物を選んでいれば安全だし。うっかりすると真っ暗な自然の中の一本道のバス停でバスを待つとかなっちゃうけど。
そんな日光に裏日光と呼ばれる地域ががあって、そこで雪の中でメープルシロップ採ってると昨年知った。しかし調べても調べても車を持たない人間には たどり着けそうにない。そこで少しでも近くの雰囲気が知りたくて地図とにらめっこして偶然見つけた鬼怒川沿いの渓谷の龍王峡なら電車で行けるんじゃないかと練習がてら訪れることを思いついた。
メープルシロップが気になって仕方ない秋、湯西川温泉から龍王峡までを歩いて疲れ果て、しかも電車の待ち時間1時間の日暮れ時にたまたま開いてた滝見茶屋の女将さんにとにかくよくしてもらった。今どき観光地の茶屋でこんなに旅の人を労る気持ちで接してくれる人いるだろうか、本気の茶屋だと思った。
その日は味噌おでんとコーヒーを飲んで解散。
新緑もきれいなんだから またおいでよって話してくれたことを思い出して、新緑の季節に再び訪れることにした。
鮎釣り解禁だ
色を見る目の調子おかしいのかなってくらい晴れて、緑と青がぶっ飛んでる気がした。
青い道路看板の色焼けのせいかもしれないけど、茶屋の女将さんは「山の緑がきれいだろ〰、今年は格別だ」って声を大にしてお客さんたち言ってたのでほんとにそうかもしれない。
とにかく女将さんは食べ物を出してくれる時に 土地のアクセントで うんめえぞって言う。この言葉のお陰で格別に美味しいものになるし、格別な緑の季節に来れた。
渓谷を歩くのに荷物置いていっていいんだぞって言ってくれたけど、スケッチ道具が入っていたので帰りにまた寄るねって言ってでかけたら、絵を書くのにのんびりしすぎて戻ったらお店閉まってた(笑)
次は 天ぷら食べに行こう。
メープルシロップはいつになることやら。