今日は「ミニ・アカオニ」
鬼だってオモテナシされたい。
[Mimi red demon | size: H 4cm x 3cm ]
クリスマスになぜ鬼をやるのか・・・
それは今年がコロナという見えない存在 病という鬼を通して味わった世界があったこと。
そして前日のブログで紹介しました日本玩具博物館で見つけたヨーロッパのクリスマスには鬼がセントニコラスといっしょに鬼のクランプスが子供たちを訪れる絵があったり、オーナメントにもなっていたりと、クリスマスの本場でもちゃんと登場しているからです。
ちなみにクランプスとは・・・
「クランプス(Krampus)をご存じだろうか。半分ヤギ、半分悪魔の姿をして、“良い子”にするよう人々を叩いて回る恐ろしい怪物だ。
「クリスマスの悪魔、クランプスの起源」
(中略)
言い伝えによると、クランプスは12月6日の前夜、クランプスナハト(Krampusnacht:クランプスの夜)に町に現れるという。12月6日はニコラウスターク(Nikolaustag:聖ニコラウスの日)にあたり、ドイツの子どもたちが前夜ドアの外に出しておいた靴やブーツの中に、プレゼントが入っているか(良い子へのご褒美)、木の枝の鞭が入っているか(悪い子への罰)を確かめる日だ。 」
(ナショナルジオグラフィック2013.12.20)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8653/
なんとクリスマスの鬼クランプは日本でいうところのなまはげのような罰を与える存在で 子供たちはサンタさんに無条件にプレゼントがもらえるわけではなかったようなのです。
1年の最後の最後まで気が抜けないよう・・・
「鬼滅の刃」の映画が大ヒットしたりと鬼が身近な今、鬼という存在を見つめていくアドベントアートにしていこうとしています。
marumocci advent artとは
待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)の1日から24日に日数を数えるために使用されるカレンダー(窓付きでそこを開けるとプレゼントが入っていることもある)であるアドベントカレンダーにちなんで、クリスマスをテーマにしたり、その年のテーマで一日一枚、その日に描いた絵をブログ上で公開するmarumocciの一人ウェブ祭りです。
スタートした2015年から一貫したアドベント絵のテーマは全ての一日、あらゆる生きものへ祝福です。