Cornwallの旅 No.5 マダムのチカラ

この子たちはお友達のお家のニワトリさんです。

コーンウォールの旅の景色をもう少し掲載に戻ります。
今回は動物特集です。
それと写真をばばばーっと乗せたあとに
この場所でいただいたギフトについて書いておきたいと思う。

コーンウォールでのある日
シールサンクチュアリーに行きました。

Seal sanctuary
https://www.visitsealife.com/gweek/

傷ついたアザラシを中心とする海獣を保護して回復させて海に返す施設

Seal sanctuaryがあるのは自然の湾で世界第三位の大きさを誇るファルマス湾の奥の奥、川を少し上って、丘と丘の間にあります。

一応アザラシ以外にも楽しませてあげるよーということなのだろうか、

牧場らしきエリアに山羊もいました。
貯金箱みたいな瞳で見つめられてるかな。


元気な方のアザラシさんのプール

他にもやや弱った一匹につき1プールのエリアと、ホスピタルって屋内のケアしているエリアもある。

ケアしている様子を再現ヌイグルミ。
こうやって助けてまんねんって色々紹介があります。
(なぜここでニセ関西弁?)

アザラシ好きにとっては、アザラシのいろんな様子が見られるのでありがたい。
人間が海を汚そうが汚すまいがアザラシは負傷するし、もちろん人間の問題でも負傷するので、救助する施設があるということが有難いし、これが現代のサンクチュアリー聖域なのかもしれない。

車でそこら辺をドライブしていると、ヒツジ、牛、馬に会うのは当然なのだけど、アルパカも時々見かける。えーアルパカー見たい―と大騒ぎしていたら、アザラシの帰り道にアルパカ飼ってる知り合いがいるから会いに行ってみようかとなった。

普段は遠いです。臆病だから。

飼い主さんに餌を手に持ってじっとしてたら大丈夫って言われてやってみたら、どんどん来てくれました。


そして終わると

さよーならー

このアルパカのエリアは柵によって仕切られています。
気づいたらエリアに最後に残されてた私は、かなり立派なロックの仕組みのついた柵を、ああなるほどこうなのかと確認しながら閉めて外に出ました。

すると飼い主さんが、言うのです。
ちゃんとカギは閉めたかと。
うん、勿論。
そしたら、その柵の外にある小屋を過ぎたプールのそばで(とにかく広い敷地なので)彼女は話す、彼らはね、あの柵が空いてると出てきちゃって、このプールに落ちちゃうの。そして、落ちても泣いたりもせず ただ浮かんで、そのまま死ぬの。

(えとーマジで怖いんだけど。。)
内心焦る。
だけど彼女は私が閉めたよって言葉を信じて決して見に行かない。
そのあとの説明を受けて私も行かないんだけど、だってさっきの確認していた自分を疑ってるの?って思った。
子供じゃないんだし。
実はいつもは自分にはそういうところより、むしろ、やべーこええーすぐ再度見てきます!って挨拶の方が多かったし、実際にそうしていた。

話は旅の始まりに戻りまして・・・
ロンドンの駅で予定の列車に乗れなくて、てんぱってる時、駅員さんにあれこれ聞いて、その時たぶん初めて「マダム」って呼ばれて、どんなに内心慌てても大人として対応されてるんだって妙に気力がわいて声をひっくり返って話してないか気を付けた。
大人の自分で対処していいんだってそんな気持ちも相まって。

いつも日本にいる時は、やっぱりどこか社会で人に接すれば、特に男性は女の人の方が頭が悪いから(とは言わないけど、これ知ってる?とも聞かずに)教えてやるよって場面も多いし(年齢の上下があればさらに重症)
めんどくさいからどうしても 馬鹿だから説明してやるかって態度にイライラせず、へーそうなんだー(知らなかったと嘘ついてるわけではないから良いかと)と流しているつもりできたけど、実はこれが自分を出来ない人間として自分で自分を閉じ込めてきたんだなあって、少し外に出て本心を思い知らされた。

まだ自分の世代って戦中戦後生まれの親が、離婚したら子供を連れて女性は絶対生きていけないよって考えも残っていたし、女子が大学なんか行ってどうするんだ?どうせ嫁入り道具にしかならないのにーって普通に言われて育ってきたから、「人間の学習能力は性別によらない」そんな当たり前のことも実はたまに損なわれている面もあったりするのだと思った。恐ろしい刷り込みがまだどこかにあったのだ。

そんな自分がマダムと呼ばれ、男性の駅員さんと対等な立場で相談にのってもらって過剰に心配されるでもなくただ大人として扱われ、アルパカの飼い主に会ったら、アルパカの生命に関わる鍵を閉めたか?閉めたよーのやりとりは 揺さぶられるのです。もちろん根がどっか甘ったれもあると思う。
日本にいたら、あ、心配だからもう一回見てくるーの方が確実に感じいいだろうな。

そんなこんなでアルパカの飼い主さんと、そのお母さんと、キルト師匠と4人でお茶をして、最後に日本って女性の給料が男性より低いって本当なの?って話題に。
そんな話少しもしていないのに。無意識では繋がっているというやつか。
そうよ、自分みたくプラプラあっち行ったりこっち行ったりして仕事する人間は比較しにくいけど、日系企業に長く勤めていた私の知ってる女性たちの差は大ききかったよ。それは給与だけじゃなく、給与につながる仕事のチャンスがないのが当たり前だった。

やばすぎるスルーしてきた自分のボンヤリとした当たり前と心から逆な本音に揺さぶられ、そして対等に面白いねって思うことを話せる年齢も国籍も性別も関係なくやりとりできるマダムたちに会えて、心の自由さに心底楽だった。
大人になる楽しさって対応できるレベル(アルパカ死なさないとか、列車乗り遅れてもホテルとれるとか)が上がって、それも楽しめるっていいよ。
インナーチャイルドとか、子供心とかあるけれど、それはそれで大事にしつつ、社会の波の中に大人として居ることは苦虫かみしめることもでなく、ハッピーなこと。野性動物のために何かしらの役に立てることも大人の特権です。
改めて私の新年に得た新しい信念だと思ったのです。

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